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北海道愛が生む世界的ブランドの地域貢献事業|北海道コカ・コーラグループ

北海道コカ・コーラグループのインタビュー記事後編「事業と今後のビジョン」

前編では、時代やトレンドに流されない本質的な働き方改革を行う北海道コカ・コーラグループの働きやすい環境を紹介しました。前編記事をご覧になっていない方は、下記よりご覧ください。

事業の根幹を動かすのは「人」であり、どさんこ精神から生まれる、顧客だけではなく従業員を大事にする経営スタイルは「どさんこ企業」の名に相応しいでしょう。

前編に続き、

北海道コカ・コーラボトリング社
広報・サステナビリティ推進部: 松岡さん・西川さん
グループ総務人事部     : 太田さん・広島さん

お話を伺いながら、後編では北海道コカ・コーラグループの「事業」「今後のビジョン」を深掘りしていきます。

世界的ブランドである「コカ・コーラ」をはじめ、「い・ろ・は・す」や「ジョージアシリーズ」など誰もが当たり前のように知っている飲料を販売する企業が、どのような思想を持ち、どのように北海道へ貢献しているのか、『真のどさんこ企業』を解明していきます。

※ちなみに、記事冒頭の画像は、どさんこーく広場より画像を引用しています。

どさんこーく広場は、北海道コカ・コーラボトリング株式会社のバーチャル広場です。コカ・コーラの歴史から製品情報、白旗山を彷彿するい・ろ・は・す山のほか、FANとの交流の場を提供するバーチャル空間となっています。

目次

1. 経営資源を最大活用した顧客満足向上を生み出す「飲料事業」と「グループビジネス」とは?

北海道コカ・コーラグループの会社概要図

Q. 改めて「事業内容」を教えてください。

西川さん:世間一般には、飲料水の販売をしている会社というご理解はいただいていると思いますが、飲料水の販売のほか、それぞれの部門ごとに会社が分かれています。

  • 製造
  • 物流
  • 機器のメンテナンス
  • カスタマー対応
  • 自動販売機のオペレーション etc.

例えば、北海道コカ・コーラボトリング では、我々の広報や人事、経理や営業企画といった部門があり、それぞれの会社の強みや経営資源を組み合わせながら 北海道コカ・コーラグループ として事業を展開しています。

また最近では、飲料販売以外に「グループビジネス」として、弊社グループのアセットを活用し、お取引先の企業様の「売上拡大」「コスト効率化」「業務品質改善」に貢献する事業も展開しています。

━━ 飲料販売以外にも展開されている事業⁉︎具体的にどのような内容なのですか?

西川さん:例えば、人手不足でお困りのお取引先様には、当社グループのバックオフィス業務を担う北海道サービスが、お取引先様の労務管理(給与計算等)やコールセンター業務を代行することで、お困りごとを解決する業務受託サービスを展開しています。

また、当社の販売機材(自販機等)を修理するメンテナンス部隊では、他の機器メーカー様から、自動精算機・証明写真機などの無人サービス機器やコーヒーマシン・食器洗浄機といった厨房機器などの修理・点検業務も承っております。

━━ 飲料販売以外にバックオフィス業務支援も行っているんですね!そして、他のメーカーの機器まで修理してしまうとは、サービス精神も旺盛ですね!

西川さん:飲料販売だけでなく、お取引先様の悩みや困りごとを解決するために、ワンストップソリューションを提供できることが、我々北海道コカ・コーラグループだからこその強みであると考えています。

━━ 目的である「顧客満足」、そして手段である「経営資源の活用」が理にかなっていて、顧客満足を追求することでボーダーレスな価値提供ができているんですね!今後も「グループビジネス」は、提供拡大させていく予定なのですか?

西川さん:ますます拡大させる意向です!そのためにも北海道コカ・コーラグループの原点である「飲料販売」を成長させ、お取引のネットワークを拡大していくことが重要となります。

新規事業の開始、また事業を成長させていく中で、人員の補充はじめ新たな投資が必要になってきます。また現場においては、新たな資格取得が必要になるなど従業員負担も増えることで「飲料販売」事業に支障が出ては本末転倒です。

原点である「飲料事業」を成長させることを第一に、相乗効果を生み出しながら新規事業も成長させていく考えです。

━━ イノベーションやスタートアップなどトレンドに流されずに、事業の原点である「飲料事業」の成長を第一に考えることは、前編の働き方編に続いて本質を捉えた経営の芯の強さを感じます。

Q.現在販売中の「北海道限定商品」には、どのような商品がありますか?

北海道コカ・コーラグループが販売する「北海道限定商品」
北海道コカ・コーラグループが販売する「北海道限定商品」のラインナップ

西川さん:これらが現在販売している「北海道限定商品」となり、アルコール類では唯一『ご当地檸檬堂 道民のしそレモン』があります。

このしそレモン味のパッケージは、北海道限定の檸檬堂にちなんで「檸檬”道”」と遊び心を取り入れたデザインとしました。弊社では、商品やロゴをもじったりするようなことはあまり行わないのですが、今回は北海道限定らしさをより強調するために、この「檸檬”道”」を採用しました。

また、「い・ろ・は・す」では、ハスカップ味以外に『い・ろ・は・す 北海道の天然水』も北海道限定で販売しております。

━━ 「い・ろ・は・す」も北海道限定なんですか⁉︎本州で販売している「い・ろ・は・す」とはどのようなところが違うのですか?

北海道限定商品「い・ろ・は・す 北海道の天然水」の画像

西川さん:「い・ろ・は・す」をはじめとした、当社工場で作られる製品に使用している水は、札幌市清田区にある白旗山を水源とする、長い時間をかけて育まれた地下水です。

ただ、「地元のお水」であることをご存じない方もいらっしゃるので、もっと多くの方々に知っていただきたいです。

━━ たしかに、僕も北海道にUターンして数年経ちますが、「地元の水(北海道の天然水)」を飲んでいるとは全く知りませんでした…道外の友人・知人がきたときに、北海道限定商品教えてと必ず聞かれるので、これからは「い・ろ・は・す 北海道の天然水」も薦めます!

2. 北の大地とともに、進化し続ける「北海道限定商品」

北海道限定商品「ご当地檸檬堂 しそレモン」の画像

Q.北海道コカ・コーラグループにお勤めの皆さんがおすすめする「北海道限定商品」は何ですか?

全員:『番茶』です!(正式名称:綾鷹 番茶)

西川さん:北海道民ならわかるかと思いますが、昔おばあちゃんの家でお菓子と一緒に飲んだ懐かしい味わいの番茶です。

他のほうじ茶ベースの製品と比べたとき、特に北海道で馴染み深い「番茶」というのが受け入れられているのかなと思います。

太田さん:私は、番茶のほかにも『ご当地檸檬堂 道民のしそレモン』が大好きです!

西川さん:僕は、『ジョージア ミルクコーヒー』も好きですね。番茶も然り、北海道限定商品は昔から北海道で馴染みがある飲み物がやっぱり多いですね。

松岡さん:あとは、『ジョージア サントスプレミアム』という商品が特に道東エリアを中心に人気がありますね。

━━ いずれも北海道に馴染み深いのはわかるんですが、『ジョージア サントスプレミアム』が道東に人気な理由はなんですか?

北海道限定商品「ジョージア サントスプレミアム」の画像

松岡さん:いろいろと要因はあると思いますが、一説では道東方面は農業など1次産業が盛んな地域で、特に1次産業従事者に人気という一説があります。

ジョージア サントスプレミアム』は、甘さがしっかりあるタイプの缶コーヒーで、農作業の合間の休憩にお手伝いしてくれる方々へ配って、缶コーヒーを飲みながらひと休みして、また作業に戻られるということから、ケース買いしていただく方もいらっしゃるようです。

━━ 北海道も大きいので地域の特性が全く異なりますよね。今すぐ誰かに話したくなる北海道のトリビアです!

Q.これまで北海道限定商品は、どれぐらい開発されてきましたか?アイデアがボツになることもありますか?

西川さん:具体的なことはお伝えできませんが、ボツとなったアイデアもあったり、販売には至ったけど終売になった商品もあります。

松岡さん:終売となった北海道限定商品だと5商品です。

● 大人の贅沢ぶどう(ミニッツメイド)
● 大人の贅沢りんご(ミニッツメイド)
● すっきりハスカップティー(紅茶花伝)
● 山ぶどう&白桃スパークリング(ミニッツメイド)
● じょうずに野菜 北海道ミルクと野菜

西川さん:現在、「北海道限定商品」はアルコール飲料の『ご当地檸檬堂 道民のしそレモン』を含めた12商品を販売しています。

━━ これまで20商品近く展開されている北海道限定商品ですが、昔から北海道限定商品の展開はされていたのですか?今となっては、セコマやスーパーで御社の北海道限定商品をよく目にしますが、2010年以前では北海道限定の飲料はカツゲンやナポリン、ガラナぐらいしかなかった印象です。

西川さん:弊社として北海道限定商品を展開し始めたのは2006年ぐらいからになりますね。

松岡さん:2006年頃から「独自性を生み出す」一環で「エリア」を活かした製造・販売を行っています。いち見解にはなりますが、ボトラー(製造から販売を行う会社)の変化が「独自性=エリア限定商品」をつくる影響を与えたと考えています。

北海道コカ・コーラグループの事業概要図

現在では、全国に5社あるボトラー会社も、以前は何十社もあり、あくまで例えになりますが、北海道の道央、道北など各地方に、それぞれ別のボトラー会社があるようなイメージで、小さなエリアに何社もボトラーがある状態でした。

その中で、ボトラー会社の統合というコカ・コーラシステム内の変化や購買トレンドの変化に合わせながら、「北海道限定商品」というのが生まれたと推測してます。

━━ たしかに、2000年代後半ぐらいにかけてご当地商品や地域限定商品がトレンドだったと記憶してます。トレンドの変化に合わせる難しさがあると思いますが、北海道限定商品の開発や販売における難しさ、その他展開したことによる気づきなどありましたか?

同時期に、B級ご当地グルメやご当地ゆるキャラが人気、平成の大合併による地域特産品開発など活発(AI による概要より引用)

松岡さん:もちろん販売までの難しさはありますが、北海道限定商品を発売してきたことでわかったこともあります。

全国それぞれの地域においても限定商品があり、北海道とほかのエリアでの「限定商品の販売構成比」では北海道が高いデータが出ています。道外から来られる方がお土産として購入されるお土産需要はあると思うのですが、北海道民の方が限定商品を好んで購入いただいていることもわかってきました。

北海道民は地元愛が強い傾向があることに加えて、甘めのコーヒーや番茶など北海道で昔から愛飲される「飲まさる飲料※」であることが、「北海道限定商品」が北海道民にも受け入れていただいていると考えています。

飲まさるとは、自分の意志とは関係なく、ついついたくさん飲んでしまうという北海道の方言。(AIによる概要より引用)

使用例)い・ろ・は・すのハスカップは、後味もスッキリしてて飲まさるわ〜!

━━ たしかに、道外の方からも道民の地元愛は強いとよく言われます(笑)。「北海道」の表示がある商品には目が行きますし、「北海道限定」であれば買っちゃいますね。そして、「飲まさる飲料」という表現が絶妙で、より一層北海道限定感を強くしますよね!

西川さん:北海道愛の強さが道民性であり、「どさんこ」と呼ばれる愛称にもつながっていると感じています。北海道コカ・コーラグループのスローガンである「北の大地とともに」に沿って、この「どさんこ = 北海道愛」に会社としてもマッチさせていきながら、北海道とともに企業としても成長していくことを目標にしております。

北海道コカ・コーラグループのスローガン「北の大地とともに」

北海道は世界的にも魅力ある地域です。 道民の方々、そして海外を含め道外からお越しになる方々にも、その魅力を存分に感じていただくこと。そして、それを通じて北海道というブランドがさらに広がっていくこと。 私たちの「北海道限定商品」には、そのきっかけの一つになればという想いも込められています。

━━ 北海道とともに成長していく想いの詰まった「北海道限定商品」いいですね!限定商品開発は、日々企画が立ち上がるのですか?

松岡さん:先ほどの難しさの一つでもあるのですが、開発認可を得るには商品の品質だけではなく製造から物流、そして販売まであらゆるテストを行ったうえで販売の認可を得ます。

そのため、販売に至るまでには何年もかかることもあります。数ヶ月などコンスタントに限定商品を発売していくことにも難しさもあるので、毎日新商品企画が立ち上がっているわけではありません。

必ずしも毎年出せるということではないですが、営業企画部門などの努力もあって、2020年以降は1年おきぐらいの頻度で何かしらの北海道限定の新商品を出せるような動きをしています。

━━ 店頭に並んで飲めるまでには、果てしなく長い時間と多くの人たちの見えない労力があるわけですね。北海道限定というだけで愛着がありますが、このお話を聞くと特に北海道限定商品への愛着心がさらに強くなりますね!

3. 飲料メーカーだからこそできる「地域貢献型自動販売機」

北海道コカ・コーラグループの「サステナビリティビジョン」

Q. さっぽろまちづくりスマイル企業のゴールド認定となっていますが、「まちづくり活動」への想い、そして事例を教えてください。

西川さん:まちづくり活動として、弊社ではサステナビリティ活動と呼び、「スマイルで暮らせる北海道を目指す」というサステナビリティビジョン目標があります。

どさんこ企業として、北海道が抱える一つひとつの課題にしっかり向き合わないと北海道の魅力あふれる暮らしを未来につなげていくことはできないと考えています。

人口減少や高齢化、多様性、自然災害など多くの課題を抱える現代社会で、飲料メーカーとしてできることは限られるとは思うのですが、弊社の強みや経営資源を活用した取り組みを行っています。

自動販売機の活用事例の一つとして、「寄付型自動販売機※」があげられます。医療・福祉関連、環境保護活動など、各地域の様々な対象団体に自動販売機の売上の一部を寄付することができるスキームとなっています。

北海道コカ・コーラグループが提供する「自動販売機」の紹介

この寄付型自販機は、それぞれの地域の悩みに寄り添えるような自動販売機ですね。

━━ 寄付型自販機は、小樽市の図書館にも設置されているので僕も恩恵を受けています!小樽市の図書館では、市民の希望図書を図書館側が購入してくれるので非常にありがたいです。御社の強みや経営資源が活かされている地域貢献の仕組みは、企業の理想形ですね!

4. 世界的ブランド・全国的認知のある商品でも「届ける」難しさがある

世界的飲料ブランドであるコカ・コーラ画像

Q. 地域貢献プロジェクトを含めた仕事の中で、特に印象的だった「エピソードや達成感」を感じたことは何ですか?

西川さん:飲料メーカーですので、コカ・コーラ製品の飲料を飲んでもらえるのが本望ですが、世の中に数多くの飲料がある中で「コカ・コーラ製品」を選んでもらえた理由が見えたときが一番の達成感を感じます。

例えば、「い・ろ・は・す」が好きだから飲んでくれることは当然嬉しいことですが、「い・ろ・は・す」が好きな理由の中に、『”地元のお水だから”好きなんだよね』と手に取ってもらうことを目の当たりにしたときに、私の中では一番嬉しさがこみ上がり達成感も感じますね。

私は、工場見学※も担当してまして、見学中に参加者へ「”い・ろ・は・す”は、北海道のお水」と紹介しながらご案内します。見学の最後には、参加者へ1個好きな飲み物をプレゼントするんですが、参加者が「北海道のお水なんだって、これにしようか!」と手に取ってもらえたときは本当に嬉しいですね!

北海道コカ・コーラグループの「工場見学風景」

今後は、『い・ろ・は・す = 地元の水』としてしっかり認知されるように引き続き広報活動も行っていきます。

━━ それは嬉しいですね!今後は、どのような方に「い・ろ・は・す = 地元のお水」と知っていただきたいですか?

西川さん:若年層ですね。以前はテレビCMで若年層へのリーチができていましたが、近年は若者のテレビ離れもあり、周知が難しくなってきています。 そのような状況ですので、「い・ろ・は・す=地元のお水」の認知度を上げるためのアプローチを日々模索しています。

松岡さん:我々は飲料メーカーで働いているためどこの飲料製品なのかわかりますが、普段お客様が購入される際に、製造している会社まで気にされている方がどれほどいらっしゃるのかというと非常に多いわけではないと考えています。

「”い・ろ・は・す”は、どこのお水ですか?」と聞いても恐らくコカ・コーラと答えられる人は少なく、「い・ろ・は・すは”地元のお水”を使っている」という理由で購入している人は限りなく少ないでしょう。

ただ地元のお水であることを認知してほしいわけではなく、地元のお水を飲むことによって「地産地消」や「白旗山の環境保全※」など、巡り巡って自分たちの街や北海道の環境につながっていることを子供のうちから知っていただけたらという想いがあります。

「い・ろ・は・す 北海道の天然水」の水源である「白旗山」と札幌工場の位置関係

※白旗山のGoogleマップ

━━ 子供のときから知っているメーカーはありますし、そのメーカーだから購入している商品もありますね。そして、自分たちに巡り回ってくるという自然や経済循環は、地域の維持や活性においても大切な考えですよね。

西川さん:「い・ろ・は・す = 地元のお水」を知ってもらう一環もある『北海道e-水プロジェクト※』という活動を行っています。

北海道e-水プロジェクトの概要

※北海道e-水プロジェクトのHPはこちら

北海道の水環境保全活動を行っている団体様へ『い·ろ·は·す 北海道の天然水』の売上金の一部を寄付して保全活動の支援をしているプロジェクトになります。

弊社のほかに、「北海道」「公益財団法人北海道環境財団」の三者で協働して推進しているプロジェクトです。

松岡さん:プロジェクトの流れは、毎年助成事業の募集を行い、水源涵養(すいげんかんよう)※に取り組まれているNPO団体様をはじめ有志の団体様よりご応募いただきます。

涵養(かんよう)とは、水が自然に染み込むように無理なくゆっくりと養い育てること。

━━ ヨコノリタウンは、海や湖、川、そして雪、水を資源とするスポーツが主なので、この「北海道e-水プロジェクト」にとても興味があるのですが、どなたでも応募可能ですか?

松岡さん:もちろん可能です。北海道内の水辺(川、海、湖沼など)における環境保全活動団体(または流域ネットワーク)を対象として、3つのコースをご用意しています。

<助成総額700万円>
1. e-水コース  : 上限200万円 / 1事業者 ※一般管理費計上可
2. しずくコース : 上限10万円 / 1事業者
3. 次世代コース: 上限30万円 / 1事業者

※「2026年北海道e-水プロジェクト」の助成団体の募集期間は、2025年12月1日から2026年2月10日までとなります。詳しくは、北海道e-水プロジェクトの公式HPをご確認ください。

例えば、これまでのビーチクリーンなどの活動状況や今後の行動計画を申請書に明記して応募いただき内容を確認します。募集期間につきましては、現在まだ確定しておりませんので、北海道e-水プロジェクトの公式HPをご確認ください。

━━ 情報を逃さずに、ヨコノリタウンも応募することへまずチャレンジしてみます!

5. 数々の小さな行動と誠実に真っ直ぐ歩み続けることが「大きな結果を生む」

一人ひとりの小さな行動の積み重ねが大きな結果を生む

Q. グループビジネスやサステナビリティ活動などは、経営層など「トップダウン」もしくは従業員の方々による「ボトムアップ」によって生まれているのでしょうか?

松岡さん:従業員それぞれによるボトムアップによって生まれることが多いですね。

サステナビリティ活動においては、1963年の創業当初はもちろん今のような活動はしていたわけではなく、道路の清掃や各拠点の事業所周辺のゴミ拾い活動からはじまりました。

そうした活動をしていると町内会など地域の方との繋がりが増え、歴代の数多くの先輩たちが色々な地域活動を行ってきた結果が今の活動になっており、清掃活動であったり、製品寄贈などの ドネーション活動※ も50年以上も続いています。

ドネーションとは、寄付・寄贈・贈与を意味する言葉で、社会貢献活動を行う非営利団体や地域に対して、お金やモノ、サービスなどを無償で提供すること(AI による概要より引用)

一つの小さな活動によって徐々に輪が広がり、今となってはあらゆる自治体様や企業様と協働して大きくなっていった歴史があります。

もちろんトップダウンで生まれる活動もたくさんありますが、地域や事業者様の困りごとを一番理解しているのは現場だと思うので、従業員一人ひとりの行動によるボトムアップで生まれることが多いですね。

━━ いつでも誰とでも会える、なんでも作れる、そして早さや近道を求めてしまうオンライン社会の中で、時代が変わっても不変の大切さである「千里の道も一歩から」「直接会って会話をする」ことを痛感するお話です!

6. サステナビリティ活動が「事業の武器」になる

北海道コカ・コーラグループの「重点課題(マテリアリティ)」

Q. 「多くの人に知って欲しい、またはより拡大したい」地域貢献プロジェクトはありますか?

西川さん:先ほどの「北海道e-水プロジェクト」はもちろんですが、社内向けに行っている保全活動も地域の方に知っていただきたいですね。

弊社では新入社員を対象に、「い・ろ・は・す」の水源となる白旗山の保全活動として『植樹活動※』を行っています。木を植えることによって、山の涵養(かんよう)機能が向上して地下水ができやすくなるんです。

北海道コカ・コーラグループの「植樹活動風景」

植樹とは、自然環境保全を目的に木を植えることをはじめ、苗木を育て、下刈りや枝打ち、間伐といった継続的な「手入れ」を行う。地球温暖化対策・多様な生物の保全・水源涵養・土砂災害防止などの自然環境に対するメリットのほか、地域社会とのつながりを育む場にもなっている。(AI による概要より参考)

━━ 白旗山が保全されているのも、清田のお水が飲み続けられていることも、新入社員さんはじめ御社の植樹活動のおかげなんですね!これだけ多くの環境保全や地域貢献活動を行っていると従業員さんの業務負担が増えないか、大きなお世話を感じたのですがいかがでしょう?

全員:ないですね(笑)

西川さん:負担にならない理由は2つあります。1つ目は私が所属する部署が「広報・サステナビリティ推進部」の名の通り、環境保全や地域貢献活動を担っているため負担になることはありません。

そして、2つ目は営業活動にも繋がっているためです。

飲食店や企業などお取引先様からSDGsに関わる取り組みをしたいという声も多く、弊社の活動をご紹介して一緒に取り組むような動きを営業部門でも行っています。環境保全や地域貢献活動が負担というよりは営業としての武器にもなっています。

━━ 寄付型自動販売機と同様に、強み・経営資源に加えて、サステナビリティ活動までも強みにしてしまうことは、経営の理想形です!半世紀以上にわたる、従業員一人ひとりの日々の活動の賜物ですね!

7. ビジョンを叶えるには、原点である「飲料」の成長と価値の進化、そして「◯◯力」がある人

北海道コカ・コーラグループのビジョン

Q. 「今後のビジョン」を教えてください。

西川さん:2024〜2026年の中期経営計画としては、今回お話させていただいた通り、会社や事業の原点である「飲料」事業の収益最大化を最重要事項に位置付けています。

松岡さん:サステナビリティにおいては、水資源など自然環境保全活動は当然継続した取り組みを行っていく考えであり、社会に対しては地域の困りごとを解決するために寄付型自動販売機などを活用していきたいと考えてます。

とはいえ、コンビニの普及や宅配ビジネスの増加、人口減少など時代の変化によって、これまでの24時間いつでもどこでも買える自動販売機の強みが活きづらくなっていることから全国的に自動販売機の設置数が縮小傾向にあります。

自動販売機(飲料自販機)設置台数の推移
[引用元]一般社団法人 日本自動販売システム機会工業会 自動販売機普及台数 2024年(令和6年)版・2023年(令和5年)版

「飲料」を原点とする我々にとって、自動販売機は重要な販売スキームの一つであるため、お客様がただ飲料を購入するだけではなく、付加価値がある自動販売機を創造し続けていくというビジョンもあります。

自動販売機の付加価値の例としては、「“災害支援型”自動販売機」があり、災害発生時に無償で飲料を提供できる自動販売機です。

北海道と北海道内の全179市町村と防災協定を締結しているので、「防災」も重要なキーワードとしてまちづくりの一助になれる取り組みをしていきたい考えもあります。

━━ 社会環境の変化に合わせて自動販売機をアップデートしていくことは、原点である「飲料」事業の強化となり、それが地域貢献活動にも繋がっていくのですね!

西川さん:そうですね。物流やメンテナンスそしてバックオフィス支援事業に関しても強くしていくことが飲料販売の強化にも繋がりますし、地域にもより一層還元できると考えています。

自動販売機・メンテナンス・バックオフィス支援いずれも困ったときには、まずは「コカ・コーラに相談しよう!」と思ってもらうこと、そして社会問題も解決できる存在になることがさらにその先の大きなビジョンですね。

━━ これまでの話を聞いたら、すでに「コカ・コーラに相談したい!」と心底思いました!飲料のほか地域の困りごとがあるときはご相談させていただきます!

Q.最後に、ビジョンを叶えるため事業をさらに成長させるためには、「どのような人と働きたい」ですか?

太田さん:新卒採用を担当している中でお伝えしているのは、「北海道が好きな方」「コカ・コーラ製品が好きな方」に加えて、考えながら動く「考動力のある方」を挙げています。

北海道コカ・コーラグループが求める人物像は「考動力」がある方

先ほどもお話にあったように、取引先などの困りごとは現場が一番理解しており、ボトムアップ型によって多くの企画や活動が生まれています。

指示をもらって行動するのではなく、自らが問題や課題を把握して解決策を考えて、解決するために必要な人たちなど周りを巻き込みながら問題・課題解決に導く行動を起こしていけるような方と一緒に働きたいと思っています。

━━ 前編の働き方も伺い、御社は各々が自律したフォローアップもあって相談しやすい環境なので、「考動力」や「巻き込み力」がある方のパフォーマンスを最大化するだけでなく、これらの潜在能力を引き出すこともできそうな仕事環境ですよね!外部のビジネスパートナー様に求めることも似ていますか?

西川さん:そうですね。北海道や市区町村それぞれの問題や課題を解決したい!という熱い想いがあるご提案や具体的な活動があれば、規模感問わずパートナーになれると考えています。

今回お話した寄付型自動販売機など弊社の強みや武器を活かすこと、パートナー様とのシナジーによってそれぞれの問題や課題解決ができるなら本望です。

━━ ヨコノリタウンとしても、社会問題を解決することをミッションに掲げていますので、考動し続けながら具体的なご提案をさせていただきます。長時間のインタビューありがとうございました!

8. あとがき

北海道コカ・コーラグループ後編(事業紹介)記事のあとがき

企業の原点である「飲料」を通して、経営資源を最大源活用する「グループビジネス」を生み、企業の成長がまちづくりや環境保全へと循環する企業のあるべき姿を学んだ感銘を受ける内容でした。

これまで社内外の多くの方が関わり合いながら積み重ねてきた歴史を考えると、北海道コカ・コーラグループのエネルギー源である「ヒト」を大切にする思想も十分理解できます。

そして、「巡り回る」という言葉は、水が源泉であり自然のフィールドを舞台とするサーフィンやスノーボードなど横乗りスポーツにおいても、環境問題は重要課題の一つとして取り組んでいくことを改めて決意する貴重な機会にもなりました。

事業が成長することで、一般消費者はじめ取引先も従業員も喜ぶ、そして地域に還元していくことで地域住民も喜ぶ、さらには自然を保全することによってあらゆる生物が喜ぶ、地球規模での好循環を生み出しています。

自然が魅力の北海道、過疎化も激しい北海道、良さを磨き上げながら課題を解決していく北海道になくてはならない企業であることは「真のどさんこ企業」と言っても過言ではないでしょう。

1本の飲料づくりが四方良しではおさまりきらないほど多くの幸せをもたらしている企業、それが北海道コカ・コーラグループです!

北海道コカ・コーラグループのビジョンをともに叶えたい!もっと詳しく知りたい!採用情報が気になる方は、新卒・中途・インターンシップ採用ページをご覧ください。

また、自動販売機の設置、新規ビジネスや新規パートナーなどのご提案はお問い合わせフォームよりご連絡ください。

Writer

鈴木一弘(すーさん / かず) Kazuhiro Suzuki

ヨコノリタウン運営者|SURF歴20年|SNOW歴25年|SK8は特に下手くそ…|SUPフィッシングに挑戦中|2018年湘南藤沢から地元小樽へUターン|現在2児の父|ヨコノリと仕事と子育てを両立するために日々奮闘中!

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